文字のデザイン室MOO:私が使った道具たち(3)


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筆/筆洗/筆巻き/筆置き

筆はゴシック筆の1号〜5号を使っていました。使用頻度の高かったものは2号・3号・4号です。
筆洗の手前にある黒いものは陶芸家の知人が作ってくれた「さや付きえんどう豆」の形をした筆置きです。
一番手前の物は竹製の筆巻き。筆を携帯する時にはこれを使うと便利です。



ペーパーセメント/ペーパーボンド/墨/ホワイト

 奥にあるのはペーパーセメントです。円錐型をしたものは、ペーパーセメントの溶液をいれるもので、いったん貼ったものを剥がす時使います。先端のネジで出る量を調整できます。円錐の底を押すと「ぺこぺこ」と音がしますが、私が前いたデザイン会社ではこの道具を「ぴこぴこ」と呼んでいました。

 手前にあるのは墨です。手前左にある「開明墨汁」は容器のみ使っていました。(この墨はニカワが強すぎるので使用せず、中には市販のお習字の墨液を硯で少し擦って濃くしたものを入れていました)中に入れる墨の量はいつも一定にしておきます。そうしないと筆を入れる時、墨の深さがわかりません。目一杯満たして墨がみえる状態にしておけば使いやすく、簡単です。墨壷はいろいろためしてみましたが、この開明墨汁の容器が私には一番使いやすかったと思います。ニカワが固まって入り口がだんだん狭くなってきますが、手に入りやすいので取り替えるのも簡単です。一番右にあるのは修正用の「ホワイト」です。



鉄道定規

主に描き文字に添える飾り罫などに使用しました。

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